婚活アプリ・恋活アプリとは?どんな特徴がある?
スマートフォンやパソコンなどを使って、気軽に異性のお相手を探せる婚活アプリや恋活アプリ。
でも、こうした婚活アプリや恋活アプリってどういったサービスなのかよく分からないという人も多いと思います。
そこで今回は婚活アプリ・恋活アプリとはどんなサービスなのか、詳しく解説したいと思います。
恋活アプリと婚活アプリの特徴について
ではまずは、恋活アプリと婚活アプリの特徴について紹介しましょう。
恋活アプリの特徴
恋活アプリのことをマッチングアプリとも言いますが、こちらは初めから顔や身分を証明した形でメールのやり取りを始めるシステムを採用しています。
先ほど説明した出会い系サイトの場合は、相手が自分を受け入れてくれるまでは名前も素性も分からないシステムです。この部分がサクラやなりすましを生む原因となっていて、恋活アプリではそういった不透明さを排除した利用が可能です。
また、ほとんどの恋活アプリでは『いいね!』を出す事で相手にアピールをしますが、この『いいね!』サインは回数制限があって、使い切ってしまった場合は有料で補充しなければなりません。つまり相手を選ぶ時にちゃんと相手の顔や姿形を見て、しかもプロフィールからうかがえる相手の印象も考慮するなど、『いいね!』を出すのに慎重になるのも、良い出会いを探す上でのメリットです。そして両者が『いいね!』を交換して、それで初めてメール交換へと進みます。
シンプルですが、互いの意思の疎通を図るには適切な手法だと言えるでしょう。
婚活アプリの特徴
婚活アプリの場合は、パソコンで同名のサイトに入る事でも利用ができます。こちらは結婚を前提としたお付き合いを求める方の利用者が多いので、アップされる写真やプロフィールは履歴書みたいに硬めの感じになり易く、希望する相手の条件設定がはっきりとしているケースがよく見られます。
このアプリを利用する人には、ナンパやセフレ目当てという人は限りなく少ないと言えるでしょう。また会員になる際に本人確認の手続きが厳格で、プライバシーに関する部分もある程度証明していく必要があり、この点は恋活アプリの登録の方が簡素で気軽になっています。
つまり恋活アプリは軽いお相手探しから利用できるアプリで、婚活アプリはネット上の結婚相談所的な感じです。そこで利用の際は、利用目的をしっかりと定めてからにすると良いでしょう。
恋活・婚活アプリの歴史
今でこそ当たり前のようにある恋活・婚活アプリですが、どのようにして誕生したのかその歴史についても触れてみたいと思います。
発端は出会い系のサイト?
結婚相手や恋愛相手との出会いをサポートするシステムは、いわゆる出会い系サイトが発端となっています。この出会い系サービスは、昭和のバブル崩壊あたりから始まった特殊なサービスです。まだ携帯電話が一般的な普及を見せる前段階で、ツーショットダイヤルやパーティダイヤル、そしてポケベルなどのアイテムがサービス提供の場に使われていました。
当時話題になっていたのが完全無料の『スタービーチ』や『エキサイト出会い』で、男性の利用者はかなり多かったと言われています。でも女性参加者が少なかったことで、一人の女性に対して大量のメールが殺到するなどのトラブルもあり、男性が出会える確率は相当低かったとのことです。
そして数年後、一般大衆に携帯電話が普及し始めるようになると、この出会い系サービスの勢いが出始めました。また家庭にパソコンが置かれるようになると、メル友系サイトや本格的な出会い系サイトが立ち上がり、利用者が急増していった経緯があります。
その後ネットの普及率が高まると同時に活躍し始めるのが出会い系サイトです。2001年度にスタートした大手出会い系サイト・ワクワクメールやラブサーチ、またハッピーメール、PCMAX、イククルなども同期に始まったサイトで、これらは有料サイトの形を取り、サービス内容がより利便性を増していきました。
出会い系サイトはバブル崩壊後に活況となり、法的規制を受けて縮小傾向へ
ただし、当時は援助交際といった風俗業的なサービスの提供の場として利用されていた一面があり、風俗系の女性の参加者も非常に多く、またいわゆるサクラ(客寄せ用のコンパニオン)や冷やかしだけの利用者も目立っていました。つまり、真面目に恋愛相手や結婚相手を探し出せる確率は決して高いモノではなかったのです。そうかと言って無料の出会い系サービスでは、なかなか望むような相手が見つからずに、真面目に交際相手や結婚相手を探している利用者にとっては困難の時代だったと言えます。
そこでサイト運営側がサクラを雇わず、風俗系の女性の活動に目を光らせ、可能な限り健全な出会いが提供できるような仕組み造りが積極的に始まりました。責任をもってちゃんと男女の出会いを作るシステムも試行錯誤で構築されていき、また女性誌が頻繁に出会い系サイトの広告を掲載するなどして、女性の意識改革もなされていきました。
こうして出会い系サイトは一応の社会的コンセンサスを確立していく流れになったのです。もちろんナンパのノリで、自由恋愛を楽しむ方々も依然多くて、どのサイトでどういった相手を選ぶかが重要なポイントとなっていました。
出会い系サイトから婚活・恋活アプリの時代へ
出会い系サイトが活況な中で、そこでは様々な事件やトラブルが発生していました。特に金銭トラブルや援助交際がらみの悪質な詐欺行為が頻発して、それを見かねた行政が2008年12月に『改定出会い系サイト規正法』を発令しました。これによってかなりの数の出会い系業者が廃業したり縮小していったことは、いまだに記憶に残っている人も多いことでしょう。
このように厳しい規制によって利用者が激減した出会い系サイトから、婚活のプロ・結婚紹介事業の正統派なサービスに出会い系のノウハウがプラスされた「婚活アプリ」が注目されるようになりました。
また、その流行の変化に乗じて各結婚相談所が営業規模の拡大に乗り出しています。その資金源となったのが2013年の政府補正予算で、およそ30億円もの「婚活助成金」が投入されました。少子化対策の有効手段として、健全な形での婚活コンテンツは、地方自治体などにも好感されて、アプリの普及に少なからず拍車を架けたとされています。
さらにiPhoneやAndroidといったスマートフォンの登場もこの流行を後押ししました。ガラケーでは表現できなかったパソコンレベルのアプリが利用できたため、スマホ購入者のかなりの数が恋活アプリ・婚活アプリをインストールするようになりました。有名なところではFacebookのアカウントを使って参加できる『お見合いアプリ』などは評判が良く、真面目に恋人や結婚相手を見つけたい方にメリットのある出会いの場になっています。
それはこの恋活アプリが第三者に知られずに恋活・婚活ができるシステムであること、また会員になる際に実名のFacebookアカウントで登録をしなければならず、サクラやなりすましといった悪徳行為がやり難い設定になっているためです。
実際にFacebook上の友達数に制限があって、友達が少なすぎる人は会員になれないという点も偽物アカウントの参加を回避しますし、運営側は24時間体制でパトロールをしているので、変な事態が起これば機敏に対応してトラブルを解決しています。
そしてもう一点、婚活・恋活のアプリは18禁の内容にはできません。つまりアダルト系の出会いアプリがアップできないということです。AppleやGoogleの方針上で規制が掛かっているために、出会い系サイトのようにアダルトコンテンツの提供がありません。このように純粋に出会いをする場所として利用できるので、女性が安心して参加できるのです。
選ばれている人気婚活・恋活アプリ
Pairs(ペアーズ)
Pairs(ペアーズ)は累計会員数700万人を誇る人気婚活・恋活アプリです。
ペアーズはマッチング率が非常に高いです。それもそのはずで、男女の会員比率ほぼ同じで、さらに700万人も会員がいるのですから、好みの異性を見つけるのは難しいことではありません。
女性の場合は基本無料で利用できますので、無料会員のままで男性とやり取りできます。男性も無料会員でもお相手を検索したり、「いいね!」を送信することができます。
マリッシュ
マリッシュはFacebook連動のマッチングサイトであり、真剣に結婚を考える人のためのサイトという特色を強く打ち出しています。
若い人だけでなく、いわゆる結婚適齢期ではない人もたくさん利用しているため、中年以降の世代や離婚歴のある子連れの男女でも結婚相手を見つけやすいと評判になっています。
婚活サイトはいろいろ試したけど良い出会いがなかったという方にも利用しやすいサイトです。
アンジュ
アンジュは、30歳以上の真剣なお相手探しを応援することをコンセプトとした婚活アプリです。
気軽に会うよりも、恋人や親しくなった人と強い気持ちを持ってめぐりあうことをコンセプトとしており、結婚を目的とした本気の恋愛から生涯のパートナー探しまで、幅広く活用できます。
女性は完全無料ですべての機能を利用することが出来、男性はメッセージを送るためには有料会員になる必要があります。
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